お盆に考えたいこと


皆様こんにちは!司法書士の稲満です。あっという間にオリンピックが終わってしまいましたね。また4年後が楽しみです!

さて、お盆に入り帰省されている方も多いかと思います。私もこの三連休は昨年亡くなった祖母の初盆で福岡に帰省していました。子どもの頃も大人になってからも、福岡に帰省して祖父母やいとこ家族に会うのが本当に楽しみでした。祖母がいない初めての夏ということで寂しさは募りますが、見守ってくれていると信じて頑張ろうと思います。

このお盆、普段なかなか会えない親族が一堂に会するため、亡くなった親や祖父母の相続について話し合うまたとない機会でもあります。今は電話はもちろん、様々なコミュニケーションツールがありますが、相続に関する話題はちょっとした行き違いから今までの関係がこじれてしまうこともあるため、やはり顔をつき合わせて話し合うに越したことはありません(もちろん、元々関係がよくないなど直接会わない方がよい場合もあります)。この貴重な機会に、相続人の皆様で腹蔵なくお話し合いいただければと思います。

このように自分が相続人の立場となる一方で、自分が亡くなった後のことについて考えるよい機会でもあります。自分が亡くなった時のことを考えるというのは気が進まないものではありますが、人は例外なく亡くなります。後に残される人に負担をかけないためにも、元気なうちに遺言をはじめとして様々な準備を少しずつでも進めておかれることをお勧めします。認知症などの病気で意思表示が出来なくなってしまうと、この準備も出来なくなってしまうため「元気なうちに」というのがポイントです。

お盆は自分に連なる先祖に思いを馳せるとともに、自分が今までどのように生きてきたのか、そしてこれからどのように生きていき、どのように次世代にバトンを渡していくかという、まさに自分の「生き方」について考える機会であると思います。日々の生活に流されてしまいがちですが、私も一度立ち止まって、これらのことについてゆっくり考えてみようと思います。


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